クッションマム栽培日記

クッションマム (ドーム菊・ざる菊) の大鉢上げ (10号鉢への植え替え)

クッションマム (ドーム菊・ざる菊) を鉢植えで育てる場合、9 cmポリポット → 小鉢 (5号鉢など) → 大鉢 (9号鉢など) のように、大きな鉢に植え替えながら育てる栽培法があります。
ここでは、クッションマムの大鉢上げ (10号鉢への植え替え) についてご紹介します。

大鉢上げのタイミング

小鉢上げから、20〜30日ほど経ったら、大鉢 (9号鉢など) に植え替えます。

小鉢上げから日数が経ちすぎると、気温が高い時間帯に、葉や茎がひどくしおれるようになります (注)。
この状態は、茎や葉が大きくなり、根も伸びて、株の大きさに対して、鉢が小さすぎるために起こっていると考えられます。
そのため、すぐに、大鉢 (9号鉢など) に植え替えるようにしましょう。

注) 気温の高い時期は、鉢が十分に大きくて、水分が足りていても、多少はしおれます。そのような場合でも、夕方になって、日が当たらなくなったときに、葉がしおれていない状態に戻る場合は、問題はありません。

必要なもの

小鉢上げした苗

下の写真は、上が小鉢上げした直後、下が大鉢上げする頃 (小鉢上げから36日後) の状態です。
茎や葉は、15 cmポリポットの直径より大きくなり、直径20 cm弱になっています。

病気になっていたり、他の株と比べて、生育が著しく悪かったりするものは、処分しましょう。

小鉢上げした直後の状態 大鉢上げする日の状態

市販の野菜や花の培養土、または、再生した古土、田畑の土などを使います。

以下では、庭の土 (7割ほど)、牛糞堆肥 (2割ほど)、バーク堆肥 (0.5割ほど)、腐葉土 (0.5割ほど)、苦土石灰 (少し) を混ぜて、使っています。

大鉢 (9号鉢など)

9号ほどの植木鉢を使います。
100円ショップやホームセンターに売っているプラスチックの植木鉢でよいでしょう。

以下では、100円ショップで購入した10号のプラスチック鉢を使っています。

粒状、もしくは、ペレット状の肥料

市販の野菜や花に使う粒状、もしくは、ペレット状の肥料を使います。
キク専用である必要はなく、手に入りやすいものでよいでしょう。

肥料が配合された培養土を使う場合は、肥料は必要ありません。

以下では、有機入り化成肥料 (8-8-8) を使っています。

木の棒

木の棒は、土を突き固めるのに使います。
剪定した木の枝、材木の切れ端、すりこぎなど、適当なものでよいでしょう。

以下では、剪定した木の枝を使っています。

大鉢上げの手順

① 大鉢の底に土を入れる

大鉢の底に土を入れます (下の写真)。

大鉢の底の土を入れた様子

② 肥料を入れる

1ヶ所あたり小さじ1杯ほどの粒状、もしくは、ペレット状の肥料を大鉢の縁の方に3ヶ所、パラパラとばら撒きます (下の写真)。

肥料を撒いた様子

③ 土を足して、突き固める

土を足して、木の棒で突き固めます (下の写真)。
このとき、根と肥料が直接触れて、肥料焼けしないように、肥料が隠れるように、土を被せます。
トントンと軽く突いて、土を締めます。
また、この土の上に、小鉢の根鉢が乗るので、その分とウォータースペースの分の高さが空くようにして、土の厚みを考えます。

大鉢の底の土を突き固めている様子

④ 枯れている葉・黄色くなっている葉を取る

下の写真のように、下の方に枯れている葉や黄色くなっている葉が付いてることがあるので、これらの葉は取ってしまいます。
指で摘まんで、下の方に引っ張ると、簡単に取れます。
このとき、無理に引っ張って、茎を傷つけないようにしましょう。

また、草が生えてきていたら、抜きます。

下の方に付いている枯れている葉や黄色くなっている葉

⑤ 苗を抜かずに、小鉢を大鉢の土の上に置いて、すき間に土を入れる

苗を抜かずに、小鉢を大鉢の土の上に置きます (下の写真・上)。
このとき、苗が大鉢の中央にくるようにします。
また、小鉢の苗の主茎が傾いている場合は、小鉢の下に土を入れて、うまいこと、主茎がまっすぐ立つようにします。

小鉢と大鉢の間に土を入れます (下の写真・下)。

小鉢を大鉢の土の上に置いた様子 小鉢と大鉢の間に土を入れた様子

⑥ 小鉢と大鉢の間の土を突き固める

小鉢と大鉢の間の土を木の棒で突き固めます (下の写真)。

小鉢と大鉢の間の土を突き固めている様子

⑦ 小鉢を大鉢の土から抜く

小鉢を大鉢の土から抜きます (下の写真)。
下の写真のように、小鉢の大きさの植え穴ができます。

大鉢の土から小鉢を抜いた状態

⑧ 小鉢から苗を抜いて、大鉢の植え穴に入れる

小鉢から苗を抜いて、大鉢の植え穴に入れます (下の写真)。

苗を大鉢の植え穴に入れた状態

下の写真のように、根鉢ができて、土が崩れずに取り出せるはずです。

抜いた小鉢の苗の根鉢

⑨ 肥料を入れる

1ヶ所あたり小さじ1杯ほどの粒状、もしくは、ペレット状の肥料を大鉢の縁の方に3ヶ所置きます (下の写真)。
このとき、肥料焼けしないように、根と肥料が直接触れないようにします。
肥料を置いたら、肥料を軽く押して、定着させます。

肥料を置いた様子 肥料を置いた様子

⑩ 根鉢の上面と同じ高さまで土を入れる

小鉢の根鉢の土の面より、回りの土の面が低くなっているはずなので、根鉢の土の面と同じ高さまで土を入れ、指で押して、土を締めます (下の写真)。
このとき、株元を軽く押えて、苗を定着させます

植え替えた苗

⑪ 水をかける

上から、ジョロのシャワーで、水をたっぷりかけます。
1回かけて、少しおいてから、もう一度、かけます。
このとき、葉に付いた土を洗い流します。

植え替えた苗

大鉢上げ後の管理

置き場所

大鉢上げ後は、風通しのよい、日向に置きます。
コンクリートやアスファルトの上など、高温になる所は避けるようにした方がよいでしょう。

水やり

土の表面が乾いたら、たっぷり水をやります。
夏場は、1日1回は、水やりが必要です。
雨やくもりで、土が湿ったままの場合は、水やりは不要です。

暑い時期は、気温が高い時間帯は避け、早朝か、夕方に水やりをします。

追肥

大鉢上げから、3週間から1ヶ月ほど経ったら、追肥します。
追肥については、「追肥」をご覧ください。

殺虫剤の使用

害虫が発生した場合は、殺虫剤を使用した方がよいでしょう。
殺虫剤の使用については、「殺虫剤の使用 (準備中)」をご覧ください。