クッションマム栽培日記

クッションマム (ドーム菊・ざる菊) の小鉢上げ (5号鉢への植え替え)

クッションマム (ドーム菊・ざる菊) を鉢植えで育てる場合、9 cmポリポット → 小鉢 (5号鉢など) → 大鉢 (9号鉢など) のように、大きな鉢に植え替えながら育てる栽培法があります。
ここでは、クッションマムのポット苗の小鉢上げ (5号鉢への植え替え) についてご紹介します。

小鉢上げのタイミング

9 cmポリポットで育苗している場合、根分け、もしくは、挿し芽をポット上げして、20日ほど経ったら、ポットの底の穴から根が見え始めます (下の写真)。
ポットの底の穴から根が見え始めたら、ポット内で根が伸びているということです。
根の伸び具合にもよりますが、根分け、もしくは、挿し芽のポット上げ後、20〜30日の間に小鉢 (5号鉢など) に植え替えます。
根分け、もしくは、挿し芽のポット上げから日数が経ちすぎると、根が巻きすぎた状態になります。
こうなると、遅すぎるので、根が伸びすぎておらず、根が白いうちに小鉢 (5号鉢など) に植え替えましょう。

ポット苗の底の穴から見える根

必要なもの

根分け、もしくは、挿し芽をポット上げした苗

下の写真は、上が根分けした直後、下が小鉢上げする日 (根分けから30日後) のポット苗です。
明らかに茎や葉が大きくなり、全体的に成長しています。

苗は、病気が発生しておらず、よく育っているものを使います。
病気になっていたり、他の株と比べて、生育が著しく悪かったりするものは、処分しましょう。

根分けした直後のポット苗 小鉢上げする日のポット苗

市販の野菜や花の培養土、または、再生した古土、田畑の土などを使います。

以下では、古土 (鉢植えで使っていた培養土) に、腐葉土、牛糞堆肥、もみ殻くん炭を少し混ぜて (それぞれ1割以下)、使っています。

小鉢 (5号鉢など)

5号ほどの植木鉢やポリポットを使います。

以下では、15 cmポリポットを使っています。

粒状、もしくは、ペレット状の肥料

市販の野菜や花に使う粒状、もしくは、ペレット状の肥料を使います。
キク専用である必要はなく、手に入りやすいものでよいでしょう。

肥料が配合された培養土を使う場合は、肥料は必要ありません。

以下では、有機入り化成肥料 (8-8-8) を使っています。

木の棒

木の棒は、土を突き固めるのに使います。
剪定した木の枝、材木の切れ端、すりこぎなど、適当なものでよいでしょう。

以下では、剪定した木の枝を使っています。

ラベル

品種や色などが複数ある場合は、花が咲くまでの間、どれが、どれなのか分からなくなってしまうかもしれません。
そのため、品種名や色などをラベルに書いて、挿しておくとよいでしょう。

ラベルを書くときは、顔料系の油性ペンがおすすめです。
「なまえペン」などの商品名で販売されています。
顔料系の油性ペンは、日光が当たっても、なかなか消えません。
染料系のペンは、日光が当たると、結構、早く消えてしまうので、おすすめできません。

小鉢上げの手順

① 小鉢の底に土を入れ、突き固める

小鉢の底に土を入れ、木の棒で突き固めます (下の写真)。
トントンと軽く突いて、土を締めます。
この土の上に、ポット苗の根鉢が乗るので、その分とウォータースペースの分の高さが空くようにして、土の厚みを考えます。

小鉢の底の土を突き固めている様子

② 枯れている葉・黄色くなっている葉を取る

下の写真のように、下の方に枯れている葉や黄色くなっている葉が付いてることがあるので、これらの葉は取ってしまいます。
指で摘まんで、下の方に引っ張ると、簡単に取れます。
このとき、無理に引っ張って、茎を傷つけないようにしましょう。

また、草が生えてきていたら、抜きます。

下の方に付いている枯れている葉や黄色くなっている葉

② 苗を抜かずに、ポット苗を小鉢の土の上に置いて、すき間に土を入れる

苗を抜かずに、ポット苗を小鉢の土の上に置きます (下の写真・上)。
このとき、苗が小鉢の中央にくるようにします。
また、ポット苗の主茎が傾いている場合は、ポット苗の下に土を入れて、うまいこと、主茎がまっすぐ立つようにします。

ポットと小鉢の間に土を多めに入れます (下の写真・下)。

ポットを小鉢の土の上に置いた様子 ポットと小鉢の間に土を入れた様子

③ ポットと小鉢の間の土を突き固める

ポットと小鉢の間の土を木の棒で突き固めます (下の写真)。
最初に、十字に4ヶ所を突いてから、回りを突いてくと、土が片寄りにくくなります。

ポットと小鉢の間の土を突き固めている様子

④ ポットを小鉢の土から抜く

ポットを小鉢の土から抜きます (下の写真)。
下の写真のように、ポットの大きさの植え穴ができます。

小鉢の土からポットを抜いた状態

⑤ ポットから苗を抜いて、小鉢の植え穴に入れる

ポットから苗を抜いて、小鉢の植え穴に入れます (下の写真)。

苗を小鉢の植え穴に入れた状態

下の写真のように、根鉢ができて、土が崩れずに取り出せるはずです。

抜いたポット苗の根鉢

⑥ 肥料を入れる

1ヶ所あたり小さじ1杯ほどの粒状、もしくは、ペレット状の肥料を小鉢の縁の方に3ヶ所置きます (下の写真)。
このとき、肥料焼けしないように、根と肥料が直接触れないようにします。
肥料を置いたら、肥料を軽く押して、定着させます。

「肥料は、活着してから」と紹介されていることもありますが、「簡単」ということを重視して、植え替えと同時に施肥しました。

肥料を置く様子

⑦ 根鉢の上面と同じ高さまで土を入れる

ポット苗の根鉢の土の面より、回りの土の面が低くなっているはずなので、根鉢の土の面と同じ高さまで土を入れ、指で押して、土を締めます (下の写真)。
このとき、株元を軽く押えて、苗を定着させます

植え替えた苗

⑧ ラベルをつける

品種や色などが複数ある場合は、品種名や色などをラベルに書いて、挿しておくとよいでしょう。

⑨ 水をかける

上から、ジョロのシャワーで、水をたっぷりかけます。
1回かけて、少しおいてから、もう一度、かけます。
このとき、葉に付いた土を洗い流します。

植え終わった苗

小鉢上げ後の管理

置き場所

小鉢上げ後は、風通しのよい、日向に置きます。
また、できれば、地面から離して、置きます。
しかし、鉢が大きくなると、なかなか置き場所を確保するのも難しいはずです。
そういうときは、地面に置きますが、コンクリートやアスファルトの上など、高温になる所は避けるようにした方がよいでしょう。

水やり

土の表面が乾いたら、たっぷり水をやります。
夏場は、1日1回は、水やりが必要です。
雨やくもりで、土が湿ったままの場合は、水やりは不要です。

暑い時期は、気温が高い時間帯は避け、早朝か、夕方に水やりをします。

追肥

小鉢上げのとき、肥料を与えた場合、1ヶ月ほどで、大鉢 (9号鉢など) に植え替えるので、追肥は必要ありません。

殺虫剤の使用

害虫が発生した場合は、殺虫剤を使用した方がよいでしょう。
殺虫剤の使用については、「殺虫剤の使用 (準備中)」をご覧ください。

大鉢上げ・定植

小鉢上げ後、1ヶ月ほど経ったら、大鉢 (9号鉢など) に植え替えます。
大鉢上げについては、「大鉢上げ (準備中)」をご覧ください。

地植えにする場合は、地面に植えます。